JBJJF第15回全日本キッズ柔術選手権結果

本日開催されたJBJJF第15回全日本キッズ柔術選手権のパラエストラ小岩・綾瀬勢の結果と試合展開です。

セイヤ、ティーン2黄帯フェザー級🥇優勝

初戦の準決勝、開始から何回か相手が引き込みクローズドガードを取ろうとするが、セイヤが対応し相手の脚を膝で割りパスを狙う展開。ハーフからセイヤが落ち着いて足を抜きパス、マウントで7-0。相手がTKシザースで何度も返そうとするが冷静に対処し、相手を制する。ラスト腕十字も狙い危なげなく判定勝ち！

決勝、何度も相手が引き込むがベースと反応の良さで充分なガードを作らせない。引き込んだ相手のデラヒーバガードを脚を流して上手くパスし3-0。ニーオンザベリーからマウントを狙ったところを足を絡まれガードに戻される。相手はディープハーフからスイープ狙い。セイヤは枕をしっかりと取り、上体を固めてニースライドパス、6-0。ニーオンザベリーから頭を跨いで逆サイドに回り腕十字一閃！一本勝ちで優勝！

試合に臨む姿勢、試合中の集中力と文句のつきようのない試合振りでした。相手に1アドバンテージすら与えず完勝。決勝はセイヤのベストバウトではないでしょうか。中学生になり部活に、勉学に忙しくなった中も時間を作って道場に来て、色々と工夫しながらコツコツと稽古を積んできた賜物ですね。

セイヤ、金メダルおめでとう！

ゴウ、ジュニア1灰帯ミディアムヘビー級🥇優勝

初戦の準決勝、朽木倒しでテイクダウン2-0。クローズドガードをベースで割り、ニースライドでパス5-0。ニーオンザベリー、マウントで6点追加し11-0。アメリカーナは形を作れず。ハーフに戻るが直ぐにニースライドで再度パスし14-0。ニーオンザベリー、マウントで20-0。腕十字に入り一本勝ち！

決勝、相手が引き込みクローズドガード。ゴウが割ってハーフまでいくが戻される。相手は三角絞め狙い。ゴウが再度割りパスガードで3-0。ニーオンザベリーはアドバンテージ止まり。腹這いになる相手の背後に回り込み、下にならないよう気をつけながらマタレオン、カラーチョークで攻める。動きの中でサイドに移行しニーオンザベリーで抑え5-0。ガードに戻りゴウのパス際に三角絞めに捕まる。がっちり入り1分程掛けられるが腕を伸ばさないよう気をつけながら圧を掛け外す。相手にアドバンテージ。相手を再度パスし8-0。最後クローズドガードに戻るが突っ込み絞めに入ったところでタイムアップ。

決勝危ない場面もありましたが両試合共ゴウのペースで試合が進みました。一昨日の柔術甲子園が準優勝だったので溜飲を下げた形です。ゴウは努力を積んで強くなってきたタイプで今回の試合の動きも普段の練習で磨いてきたものが出ました。灰帯では初優勝ではないでしょうか。

ゴウ、金メダルおめでとう！

レイジ、ジュニア1灰帯スーパーヘビー級🥇優勝

相手の朽木倒しに下になり0-2。下からの腕十字は浅い。相手のスタックパスに腹這いになり相手にアドバンテージ。バックを奪われ0-6。振り向いて上になりハーフ。アメリカーナ、ストレートアームバーで攻める。ハーフからパス、マウントから直ぐに腕十字に入り一本勝ち！

レイジは試合経験が短いうちに優勝して灰帯になってしまったため長い間勝てない日が続き苦労してきました。キッズクラスだけでなく居残り練習を重ねて少しずつ技の精度をあげました。今回も先制され危ない場面が多かったですが、良く逆転勝ちしたと思います。ただ今回の試合もまだセオリーとは反した動きをしていたので更に理解を深めていってほしいです。

レイジ、金メダルおめでとう！

ジュン、ピーウィ3灰帯ライト級🥉3位

1回戦、ジュンが脇を差し浮落としでテイクダウン0-2。すぐにパスしマウントで0-9。ハーフにもどるがアメリカーナで一本勝ち！

2回戦、差して胴タックルの相手を首投げで切り返し2-0。立技に戻ります再度首投げでテイクダウンして4-0。ハーフに入るがアメリカーナで一本勝ち！

準決勝、相手が引き込みクローズドガード。ジュンが突っ込み絞めに入ったところを腕十字に切り返され一本負け。

危なげなく2試合を勝ち上がりましたが、準決勝はクローズドガードに入ってしまい腕十字を取られました。いつもなら突っ込み絞めを餌に腕十字や三角を掛けた瞬間に反応してパスに繋げるのですが相手の仕掛けが早かったです。突っ込み絞めはどうしてもリスクがあるので他の割り方も身につけた方がよいでしょう。早速試合後サンパウロを教えました。一昨日の柔術甲子園に続いての🥇は逃しましたが、今回の試合を得て更に成長していってくれたらと思います。

ジュン、銅メダルおめでとう！

チハヤ、ジュニア1灰帯フェザー級🥉3位

1回戦、チハヤが引き込み腕十字へ。少し浅かったが、作り直して腕を伸ばし深く極め一本勝ち！

準決勝、デラヒーバからスイープされ0-2。しっかりとしたガードに入る前にパスされる0-5。腹這いになりズボンの膝をグリップしてから際で上を取り返すがクローズドガードに捕まる。クローズドをベースや突っ込み絞めで割りにいくが果たせずタイムアップ。

1回戦は上手く自分のペースに入れましたが、準決勝は終始相手のペースで進んでしまいました。柔術甲子園も今回も勝った試合は全て一本勝ちで極めの強さは自分の持ち味ですが、敗れた2試合は両試合共相手の方が柔術の技術的に上で封じ込まれた形です。普段の練習でも極めだけに頼らず、それ以外のテクニックも意識して使っていったらまた違ってくると思います。試合までのメンタルの持っていき方も意識した方が良いでしょう。

チハヤ、銅メダルおめでとう！

ユウガ、ティーン1黄帯ミディアムヘビー級🥉3位

初戦の準決勝、ユウガが引き込む。相手のスタックパスに冷静に対処しカウンターで腕十字。アドバンテージを得た後、場外ブレイク。中央で再開後またユウガが引き込みZガード。相手のパスがアドバンテージで同点。ユウガがインバーテイッドから三角に捕らえ腕十字へ。腕が一瞬伸びるが担がれてパスされる0-3。直ぐにクローズドガードに戻しサブミッションやスイープを仕掛けて攻めるがタイムアップ。

敗れはしましたが柔らかいガードワーク等ユウガの今の実力がかなり高いことを示す試合でした。決して悪い内容ではなかったと思います。あの際で腕十字か三角絞めかの選択が明暗を分けました。見極めるには実戦の経験が最短だと思うので敗退を怖がらず試合に出ていってほしいです。

初戦が準決勝なので3位入賞でした。

ユウガ、また頑張ろう！

試合に出場した皆、応援に駆けつけてくださった皆様、対戦していただいた選手の皆様、保護者の皆様、大会運営スタッフの皆様、お疲れ様でした！

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