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2023.10.26未分類

10/15(日)第29回全日本アマチュア修斗選手権大会の結果と試合展開


先週、10/15(日)、小田原アリーナで開催された第29回全日本アマチュア修斗選手権大会のパラエストラ小岩・綾瀬勢の結果と試合展開です。





怒涛の大会ラッシュで運営、セコンド、応援と日々の指導で忙しく遅くなりました。少しずつ書き溜めやっと書き終わりました。





タケ、フライ級 優勝!





1回戦、相手は関西3位の秋田選手。タケがコンパクトなパンチコンビや蹴りで攻める。相手は一発オーバーハンド狙いで拳を振る。タケが差しからテイクダウンしバックを取る。RNC狙いは逃げられ立たれるが、打撃の距離を支配し相手の攻撃を外して拳を当て続け3-0判定勝ち。





2回戦、四国準優勝、関西3位の有木選手と対戦。タケが右のカーフキックで意識を散らし右ストレートでダウンを奪う。すぐにグラウンドに持ち込みマウント。バックからRNC狙い。相手の動きに合わせてサイドに移行しヴァンフルーチョークで一本勝ち!





準決勝、関東準優勝の小林選手と対戦。打撃の攻防から組み小外掛けでテイクダウン。ハーフからノーアームでギロチンをセットして一本勝ち!





決勝、相手は関東王者の船田選手。





1R、タケがコンパクトにカーフ、伸びるワンツーで攻める。船田選手のシングルレッグを切りがぶって膝を後頭部に乗せT-Rexの体制。クラッチを作り直しギロチンへ。上に返し締め上げると船田選手がタップ。一本勝ち!





タケは、今年の北信越選手権と東海選手権で優勝。今大会も初戦のみ判定であとは決勝までの3試合を全て極めました。今年高校生になりアマチュア修斗に出られる年齢になり4月の下町FFでアマチュア修斗デビュー。アマチュア修斗の戦績は9戦9勝、9勝のうち8戦を一本勝ちしています。小中学生時代に全日本キッズ柔術で4連覇。先日の全日本ノーギでも柔術ジュブナイル国内最強の一角である大野選手に決勝で一本勝ちし優勝しています。小1の頃に入会してきた時のことが昨日のことのように思い出せます。大会翌日、プロ昇格が発表されました。まだ16歳、これから更に強くなっていくでしょう。





タケ、金メダルおめでとう!





マナカ、女子バンタム級 優勝!





ワンマッチ決勝で植木選手と対戦。





1R、マナカがサイドキックもすぐにケージに詰められる。四つの展開。動きがなくブレイク。植木選手の右ストレートがヒット。マナカは前蹴り。マナカが蹴りを押され下になる。植木選手にマウントを奪われ返せず終了。





2R、植木選手がパンチか突進。マナカが右ジャブのカウンター。ケージに押し込まれるが押し返し回してテイクダウン。マナカのハーフ。マナカのジャブで植木選手が鼻から出血。テッポウで上下が入れ替わる。植木選手がハーフで膠着。ブレイク。植木選手にドクターチェック。再開後、マナカのサイドキックが取られるが、そのまま蹴り直し上段に強くヒット。蹴りが効いたマナカがスクランブルで上を取りサイドキープでタイムアップ。判定(19-19)×3で規定の票数にタッせず延長戦へ。





EX-R、植木選手が突進しケージに詰めるもマナカが双差し。体を入れ替え押しつけながら肩パンチ、膝の連打。終盤、植木選手の首投げで投げられるも際で上を取り返しマウント。ボディパウンドからバックを奪ったところでタイムアップ。(10-9)×3の3-0で判定勝ち!





マナカは昨年決勝で敗れ、準優勝。その時は腕十字で一本負けでした。元々極真を10年やっていたのてわ打撃のキレはありましたが、この一年MMAクラスの中のドリルをはじめ組技を強化して来ました。最初の頃は簡単に倒れてしまっていましたが、ほぼ皆勤賞で練習にきて腰がだいぶ強くなりました。寝技でもMMAクラスに顔を出し始めたメンバーなら男子相手でも普通に一本を取れるようになるまで成長しました。マナカも今回の勝利でプロ昇格。マナカもまだ10代で19歳。まだまだ伸びしろがあります。プロの舞台でも頑張ってほしいです。





マナカ、金メダルおめでとう!





ルイ、ストロー級 準優勝!





1回戦シード





2回戦、初戦を勝ち上がってきた関東準優勝の岡本選手と対戦。序盤は打撃戦。岡本選手の手数が多いが、ルイはインローとパンチのプレッシャーで下がらせる。岡本選手がハイでバランスを崩したのに乗じてケージ際でテイクダウン。立ち上がられるが裏投げで倒しバックへ。最後までRNCを狙い続けて3-0判定勝ち。





準決勝、相手は九州王者の山本選手。ルイが右のカーフキックを何度も当て、パンチをコンパクトに打つ。打撃の圧に負けて山本選手がタックル。これを潰しトップへ。ハーフからヒールフックを狙うが下になり50/50のままボディパウンドを時折り打たれタイムアップ。スプリット2-1判定勝ち。





決勝、関東王者の田口選手と対戦。





1R、序盤は打撃戦。ルイが圧を掛けカーフ。田口選手はステップインしてのワンツー、左フック。ルイがヘッドスリップで外すが田口選手のパンチが早くて伸びる。ルイのカーフキックが立て続けにヒット。田口選手がバランスを崩し、脚が流れる。ラスト20秒くらいで田口選手の左フックがヒット。ルイがバランスを崩す。田口選手は膝で追い打ち。ルイがシングルレッグに入るが倒せずゴング。





2R、田口選手がロー、ミドル、ワンツーで打撃戦を仕掛けてくる。パンチが交錯した際でルイが首投げでテイクダウンするがスクランブルで下になる。ルイがクローズドガード。ルイが下から脇を差し、腕固め抜かれたタイミングで更に腕十字。田口選手が脚を掛けて逃げ再びクローズドガード。ブレイクでラスト20秒でスタンド。ルイが勝負を掛けパンチの打ち合いを仕掛ける。田口選手も応じ乱打戦。田口選手のパンチを被弾するも田口選手をケージまで下がらせタックルに入ったところでタイムアップ。判定は0-3で田口選手に。





ルイは今年の北信越選手権優勝、沖縄選手権フライ級準優勝。タケと同じく今年からアマチュア修斗に出られる年齢になり北信越優勝時は15歳でした。打撃を中心に闘いますが、打投極なんでもできるオールラウンダーです。4歳から小岩で柔術を始め全日本キッズ優勝を筆頭に何大会も制していて、中学生の頃はプロ柔術にも出場経験があります。今回も2Rは投げや下からの極めでその片鱗を見せました。ルイも全日本2位の戦績でプロ昇格を果たしました。当日計量では減量もキツいですが、プロの前日計量ならより高いパフォーマンスで闘えるはずです。





ルイ、銀メダルおめでとう!





佐川君、バンタム級 1回戦敗退





相手は九州、沖縄王者の柴山選手。開始すぐ佐川君のコンパクトなワンツーがヒット!柴山選手の腰が落ちるが倒れずシングルレッグから金網に押し込みテイクダウン。佐川君はケージレスリングで立ち上がろうとするがコントロールされバックを奪われる。柴山選手は鼻から出血。佐川君が向き直って上を取り返したところでタイムアップ。バックを奪われている時間が長く0-3判定負け。





佐川君は今年の北信越3位。昨年まではタックルでテイクダウンしての勝利が多かったですが、今年に入りコンパクトな打撃を入れてのTKO勝ちが一つのパターンになっています。今回も実は佐川君の拳で柴山選手は眼下底骨折の疑いがあり2回戦は棄権しました。もし試合中ドクターチェックが入っていたら今年2地区で優勝している柴山選手にあわやTKOの可能性もありましたが、ここは柴山選手が止められないよう気持ちで闘い素晴らしかったです。佐川君は始めのワンツーで柴山選手の腰が落ち油断してしまったようです。でも今回も最後上を取り返したり必ずこの経験は財産になるので次回に活かしていってほしいです。





佐川君、頑張ろう!





手島君、ウェルター級 1回戦敗退





1回戦、北信越王者の菊池選手と対戦。手島君がパンチで圧を掛けるが菊池選手がシングルでテイクダウン。すぐに立ち上がるが差しから今度は大腰でテイクダウンされる。サイドバックから巻いて上を取り返そうとするところを対処され菊池選手は肩固め。これを外しクローズドガードから立ち上がるも直ぐにテイクダウンされ上を取られてタイムアップ。0-3判定負け。





手島君は、今年関東選手権準優勝。パンチの当て勘は天性のものがあり打撃を効かしての勝利が多いです。組技も強いのですが、MMAで混ぜるとまだそれが出ていない感じです。年末のEXにもチャレンジするということなので課題をクリアし好成績を収めてほしいです。





手島君、頑張ろう!





タスク、ストロー級 1回戦敗退





相手は中国王者の前田選手。タスクがサウスポーから左インロー、ミドル、ハイで攻めるが、膝を打った時に組みつかれケージに押し込まれる。引っこ抜かれてテイクダウンされ、ハーフからマウント。ブリッジで返し立ちになるが片足タックルに入られタスクが前転から足関節技を狙ったところでタイムアップ。下になる時間が長く0-3判定負け。





タスクは高校ではボクシング部で拳が固く、当たれば効くのですが、まだ15歳で線が細くナチュラルウエイトで40kg台なのでフィジカル負けしてしまい下になっての敗因が多いです。4歳の頃から柔術をやっていてキッズでは何度も優勝経験があり技術はあるので体を作りながら更に実力を上げていってほしいです。





タスク、頑張ろう!





試合に出場した皆様、セコンド・サポートに入ってくれた、レイヤ、島村君、ハルカさん、真野君、リュオン、ラオン、レク、コウタ、応援に駆けつけてくれた多くの皆様、対戦していただいた選手の皆様、大会運営スタッフの皆様、お疲れ様でした!






パラエストラ小岩