SJJJF全日本選手権階級別結果

7/17(日)墨田区総合体育館で開催されたSJJJF全日本選手権体重別のパラエストラ小岩、パラエストラ綾瀬勢の結果と試合展開です。

僕は同日開催のコパブルテリアのセコンドで浦安に行ったので、当日に連絡してもらった報告と試合の映像を観ながら観戦記風に書きました。

リュオン、青アダルトフェザー級 優勝！

1回戦。対戦相手が現れず不戦勝。

2回戦。相手が引き込んだ瞬間、リュオンがスマッシュパスからマウントへ。これは3秒前にガードに戻される。相手はシットアップガード。リュオンは裾を流してパスの圧力を掛けて腹這いに逃げるところをヤスケビッチ気味に腕十字一本！

準決勝。相手が引き込み、リュオンが大外パスで攻める。裾を流してパスガード3-0。サイドからリュオンが腕十字。肩抜き後転で粘る相手を三角に捕え、腕を伸ばして三角固めで一本勝ち！

決勝。立技の攻防で組手を切られ、中々組んでこない。リュオンが引き込みクローズドガード。そこでも組手を切られるが足を組み換えながら冷静にチャンスをうかがい三角絞めへ！腕十字に移行し相手がタップ。全試合一本勝ちで優勝！

前日の無差別級では初戦で3階級上の選手に攻め続けながら延長戦で敗れたリュオン。翌日の階級別では極めの強さの持ち味を発揮して全試合一本勝ちで優勝！　昨今は試合映像が入手しやすいので大分研究されていた感はありました。今大会は決勝こそ下からの極めで一本勝ちでしたが、残りはパスから極めに繋げて、本人曰く『珍しく一度も跳ばなかった』試合展開でしたが安定していました。普段の練習を見ていると実はボトムよりもトップで闘う方が強いように思うので普段のスパーに近い動きだったと思います。アダルトの全日本では初優勝です。

リュオン、全日本金メダルおめでとう！

米元君、白マスター2フェザー級 優勝！

変則巴戦。一回戦、引き込み座り込む相手にカラードラック。これがスイープになり2-0。相手のシッティングガードをがぶる形になる。シッティングガードからズボンを掴まれたまま下になり相手にスイープの2点、2-2。米元君がガードからシザーススイープ、腕固め等で攻めるが決めきれずタイムアップ。延長戦、相手のクローズドガードを割りパスして3-0判定勝ち。

決勝。引き込んで相手がスパイダーガード。三角に捕まるが外してパスガード3-0。クローズガードに戻される。ハーフからのニースラは戻される。最後までパスで攻めてタイムアップ。3-0判定勝ちで優勝。

米元君は、前日の無差別も優勝しているのでダブルゴールド達成です。今年4月に入会したばかりで柔術のキャリアは3ヶ月程ですが元々基礎体力があり稽古熱心なので、これから更に強くなると思います。

米元君、ダブルゴールドおめでとう！

大ちゃん、茶アダルトミディアムヘビー級 優勝！

ワンマッチ決勝。対戦相手のマイケ選手が現れず不戦勝で優勝。

前日無差別の決勝でも対戦したマイケ選手との再戦が見たかったところですが、続けていけばいずれ又対戦するでしょう。自分よりも強い目標となる選手がいることは良いことだと思います。不戦勝であっても今年度の全日本王者となりました。

大ちゃん、また頑張ろう！

川田君、紫マスター4フェザー級 3位！

一回戦シード。

準決勝。川田君が引き込み三角へ。これは外れてダブルレッグも場外。中央で再開後、今度は相手がクローズドガード。川田君は突っ込み絞めとコンバットベースで割る。相手はラッソーガード。お互い加点には至らずタイムアップ。延長戦へ。

延長戦。お互いダブルガードからの上狙いから相手が引き込みクローズドガード。川田君は突っ込み絞めからのコンバットベースで割り、パス狙い。相手はラッソーガード、互いに疲労が溜まり少しずつ攻めてが少なくなる本戦と合わせて14分位で川田君にルーチが入り敗退。

3位決定戦。川田君が引き込みZガードからワンレッグに移行しスイープ、2-0。ニースライドにいくが相手が脇を差し返してコヨーテガード。コヨーテからのシングルレッグはバランスを取り潰す。再びニースライドでパス。ニーオンは惜しくも入らず。崩れ上四方からハンマーチョークを狙いタイムアップ。5-0判定勝ち。

初戦も非常に惜しかったです。通常の3試合分くらい闘っていました。どちらが勝ってもおかしくありませんでした。3位決定戦は持ち味が出ていましたね。最後のハンマーチョークも殆ど極っていました。紫帯で優勝する力は充分にあると思いますので、いずれ表彰台の天辺に立てるでしょう。

川田君、銅メダルおめでとう！

秋山君、茶マスター3ウルトラヘビー級 準優勝、無差別級優勝！

ワンマッチ決勝。相手が引き込みクローズドガード。片襟片袖からオモピラッタで返され0-2。マウントで、0-6。秋山君がバック狙いを外して上になる。デラヒーバ、ワンレッグ、50/50のコンビネーションで相手がスイープ、0-8。パスは腹這いで凌ぎ立技へ。相手が引き込み秋山君が殆どパス仕掛けるが、腹這いに逃げられバックを取り際に下になる。下から三角を狙い上を取り返したところでタイムアップ。

無差別は1人優勝。階級別も本来のカテゴリーに対戦相手がおらず階級を上げてのチャレンジでした。相手の方が、体も大きく且つテクニカルで序盤に失点してしまったのが惜しまれます。後半はパスの圧力でかなり追い込んでいたので、後半まで同点でもつれ込めば違った展開になったかもしれません。無差別は1人優勝でもエントリーし誰も他に申し込まなかった時点で立派な勝利だと僕は思います。これでJBJJF、SJJJF両団体の全日本王者です。積極的に挑戦し続ける姿勢は素晴らしいと思います。

秋山君、また頑張ろう！

試合に出場した皆様お疲れ様でした。入賞した皆様、おめでとうございます！

大会が重なりどこかの試合会場を選択しなければならず、僕がセコンドにつけず申し訳ありません。結果のご報告ありがとうございます。サポートへ入っていただいた方々もありがとうございました。感謝の極みです。